S2ヨーロッパ研修旅行5日目
ヨーロッパ研修旅行の5日目。今日は一日、ロンドン研修です。午前中はウィンザー城を見学。昼食後はバッキンガム宮殿を見た後、大英博物館を見学しました。大英帝国の歴史の厚みをしっかりと感じた1日でした。
バスで30分ほどで郊外のウィンザーに到着。城へむけて走る一本道、ロングロード。
城内を見学。イギリス王室の財宝も見ました。圧巻!城壁からは美しいイギリスの秋の風景。
ラウンドタワーにはロイヤル・スタンダード旗。「女王がいる!」との声が。この城のどこかに…。
昼食は近くのフードコートでテイクアウト。名物フィッシュアンドチップスを食べた生徒もいました。
バッキンガム宮殿。小雨が降り出しグッと寒くなってきました。でも生徒たちは元気!
いよいよ大英博物館到着。大英帝国が世界から集めた膨大な至宝を見ます。
見学は3時間。事前学習はバッチリ!まずはチェックリストにあるものを見ていきます。
いきなりロゼッタストーンが!学校の図書館にもレプリカが展示してありますよね。
教科書の小さな写真で見た、授業で習った歴史が、目の前にあります。
それにしても広い!地図が得意な生徒が班員をリードして見学していました。
S2ヨーロッパ研修旅行6日目
ヨーロッパ研修旅行の6日目。朝ロンドンを出発し、最後の訪問国ドイツ、ベルリンへ。
ベルリンでは戦争の暗い重い記憶をたずねました。ベルリンの壁では民族が分断された歴史を、ストーリーオブベルリンでは核シェルターとナチスドイツの時の記録を見学しました。「どうして自国の悪いところを展示するの?」と聞いた生徒がいました。それはドイツがいろいろな負の歴史を自ら認め受け入れているからだと思います。
ベルリンという都市にはパリやロンドンにない歴史がありました。
空港での検査態勢非常に厳しく靴も脱いで検査されました。ベルリンにむけて出発です。
連邦議会議事堂。歴史的な建造物と現代風なドームが融合されていました。
ベルリンの壁。もうほとんど見る事ができません。場所だけが記録されています。
ここに壁があり人々が分断された記憶を人類は忘れないでほしいと思います。
ベルリンの歴史を知ることができる「ストーリー・オブ・ベルリン」を見学します。
冷戦の時代に造られた核シェルターを見学。どんどんと暗い地下へ降りていきます。
3700人が2週間生活できるそうです。壁は厚く冷たくそして真っ暗でした。
生徒たちもベッドに寝てみました。闇・警報…「怖い怖い」という声が聞こえてきました。
地上にあがるとベルリンの歴史が写真や展示で再現されていました。
ナチスドイツの暗い歴史の部分について、とくに真剣に見入っていました。
S2ヨーロッパ研修旅行7日目
ヨーロッパ研修旅行の7日目。まず、午前中はそれぞれクラス別にブランデンブルク門、壁博物館、ペルガモン博物館を見学。昼食後はオラニエンブルクのザクセンハウゼン強制収容所へ。
生徒たちは無言で強制収容所の見学を終えました。最も重く辛い見学であったでしょう。夜、ベルリン大聖堂で、荘厳なパイプオルガンの演奏を聴きました。人間が行った無惨な事実を目の当たりにし、同時に人間が生み出した美しい音楽に感動もしました。生徒たちにとって戦争というもの、人間というものを、深く考えた1日になったのではないでしょうか。
ブランデンブルク門。近くにベルリンの壁が通るドイツの象徴的な建造物になっています。
ペルガモン博物館 。大祭壇とイシュタルル門はここでしか見ることができません。
昼食。フードコートでの食事にも、もうすっかり慣れました。思い思いに食事を楽しみました。
ザクセンハウゼン強制収容所。門には「働けば自由になる」という言葉が。残酷な嘘です。
雨が降り気温も下がるなか、それぞれのバラックを一つ一つ見ていきました。
人体実験をしていた部屋だそうです。台の上には花が。みんな無言でした。
戦争犠牲者を追悼するために黙とうをします。誰もが心から祈りをささげました。
初めて聞くパイプオルガンの音色に圧倒されていました。心が洗われるような音色でした。
S2ヨーロッパ研修旅行8日目~帰国
ヨーロッパ研修旅行もいよいよ最終日。午前中は、最後の見学地、ベルリン郊外のポツダムです。
日本への無条件降伏を要求したポツダム宣言がなされた場所です。また、プロイセンのフリードリヒ2世のサンスーシ宮殿があるところでも有名です。
当日はポツダム会談がおこなわれたツェツィーリエンホーフ宮殿が政府の公式行事ため入れなかったため、サンスーシ宮殿を見学しました。
午後1時、テーゲル空港を出発、14時ヒースロー空港に到着。15時ヒースロー空港から一路日本へ。11月20日(木)昼の12:50関西国際空港に無事到着しました。
9日間のヨーロッパの研修旅行が終わりました。たくさんの本物を見た旅でした。ヨーロッパの史跡や文化を見て感じたことで、世界の歴史そのものの見方も変わったことと思います。充実した研修旅行となりました。見守ってくださった保護者の方々、ご協力いただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。
バスを降りて、風車のある丘をめざすとサンスーシ宮殿が見えてきます。
宮殿内はロココ様式の繊細な飾り付けがすばらしかったです。
内部の案内が終わると、外をぐるっとまわりました。
正面の素晴らしい彫刻。ガイドブックには必ず出てくるくらい有名です。
最後の手荷物検査です。厳しい検査にも慣れてきた様子です。
機内でしおりを完成させます。ロシアの上空では美しい白銀の世界が広がっていました。
関西国際空港到着後の解団式。「お家の方への感謝を忘れないように」とお話がありました。
「おかえりなさい!」理事長先生や、多くの保護者の方に出迎えていただきました。