戦後80年に行く広島平和学習
2025年4月21日 [ K3 / V2 ] 学校行事
4月18日、V2・K3(高3)学年は広島を訪れ、平和学習を行いました。中学から入学したV2学年にとっては、長崎で始まり、広島で終わる平和学習の最後となります。
今年は戦後80年。あの戦争を知らない世代が増えるなか、長崎、広島と平和学習をする生徒たちはそれぞれの胸に何を思ったのでしょうか。

新神戸で行われた出発式。代表生徒が事前学習で学んだことを実際見て、平和への理解を深めようという呼びかけをしました。

高3生にとっては最後の研修旅行。学年部長は高3という進路を考える時期に、なぜ平和を考えるのか、その意味を挨拶に込めました。

広島に到着してから生徒たちは班別行動となりました。路面電車に乗り込み、目的地を目指します。

班別行動では、平和資料館として開設されている袋町小学校、本川小学校へ向かいます。袋町小学校に入ると、入り口で解説を受けます。

原爆でコンクリート校舎の一部が残った袋町小学校には、被爆者の消息などを知らせる伝言が書かれた壁面が残されています。

同じく一部の校舎を残した本川小学校には、原爆投下された街の地形を表した模型や溶けたガラス瓶などが展示されていました。

平和記念公園では、高3学年全員で平和への誓いを込めて折った鶴を納めました。

午後からは平和記念資料館を見学。被爆者の遺品や被爆の実態を示す写真、映像など見ました。

ある生徒は、館内にある「対話のノート」にこう書きました。戦争は他人事ではない。世界のみんなで考えなくてはならない、と。

最後は追悼セレモニーです。代表生徒がこの日見学した戦争、原爆の悲劇を振り返り、これから自分たちが語り部にならないといけないと決意を語りました。

代表生徒の誓いの言葉のあと、全員で黙とうし、献花しました。このセレモニーには先日本校で事前講話をしてくださった東野さんも同席していただきました。

帰路、新幹線の中では早速今日のことを紀行文にまとめる生徒の姿もありました。