SUMA GAKUEN
学校法人
須磨学園

学園カレンダー

創立102周年記念 芸術鑑賞会

2024年10月30日 [ K3 / K2 / K1 / V2 / V1 / S2 / S1 / J2 / J1 ] 学校行事

10月30日(水) 本日、創立102周年記念コンサートが、神戸国際会館こくさいホールにて開催されました。
本校では、毎年11月の創立記念日に合わせてフルオーケストラを聴く芸術鑑賞会を行っています。
今年は、「音楽で描く地球と宇宙の風景」をテーマに、地球の多様な風景と宇宙の広がりを音楽で巡る旅に出ます。

指揮:粟辻 聡さん    演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団
ソプラノ:松井 るみさん  バリトン:鳥山 浩詩さん

【プログラム】

開場後、生徒たちが続々と客席に集まってきました。プロの演奏を聴く貴重な機会に、 期待に胸を膨らませながら開演を待ちます。

開演に先だち、高校校長の司会で学園に関わってこられた物故者に対する黙とうが行われました。

1曲目はスメタナ作曲の連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」です。「チェコ音楽の父」とも評されるスメタナが、チェコの自然や風物を題材にして作曲した「我が祖国」。力強い演奏からモルダウ川の情景・雄大さを感じます。

ドヴォルザークの「新世界より」第4楽章では、冒頭の力強いテーマからアメリカの大自然を感じました。地球のさまざまな風景を音で旅した鑑賞会第一部が終了しました。

休憩をはさんで第二部は、地球から宇宙へ。リヒャルト・シュトラウス作曲「ツァラトゥストラはかく語りき」の有名な序奏部分は、「日の出」を象徴する壮大な音楽で、オーケストラの迫力に圧倒されます。

ホルスト作曲の「惑星」からは「水星」「木星」「金星」を。それぞれの惑星が持つ独自の性格と魅力を音楽の表現から探り、宇宙の無限の広がりを感じました。

昨年度も現代クラシックの音色に触れた映画音楽。今年は「E.T.」から「フライング・テーマ」が演奏され、ハープやチェレスタによるきらめく音色や幻想的な雰囲気を楽しみました。

客席では一曲一曲に真剣に耳を傾ける生徒たちの姿が見られました。音楽の授業で、曲が作られた背景や音の表現を事前に学んだことで、より深く曲を理解することができました。

地球と宇宙を巡る旅の終わりに奏でられたのは須磨学園学園歌。102年の歴史を感じながら、ソプラノとバリトンの素晴らしい歌声に耳を傾けました。

アンコールでは、生徒全員で学園歌を歌唱しました。気持ちを一つにして歌い、聴くだけでなく自分たちも参加して鑑賞会を作り上げました。

学園歌では須磨学園管弦楽部の生徒もプロと共演。昨年に続き、憧れのプロと同じ舞台に立つ素晴らしい機会となりました。

最後に、代表生徒が感謝の気持ちを込めた花束を贈りました。大きな拍手の中コンサートは終演。地球や宇宙への新たな興味や発見を感じた演奏会となりました。