「皆さん、今朝目覚まし時計を使って起きましたか? 親に起こされることなく起きられましたか? 」。私たちが多くの方の祝福を受けてこの須磨学園に入学した日、理事長先生からいただいた、中学生としての自律を促すお言葉でした。理事長先生、私たちは、4月から高校生になります。求められるのは、さらに高い自律。そして、自らの力で未来を切り拓く覚悟だと、今ここに立って、身が引き締まる思いです。
中学での三年間は本当に多くの出来事に満ちていました。
J1の春、キャンプでカレーを作り、登山をし、過去分詞や計算のテストで競い合いましたね。スキー研修では、みんなで3級取得を目指しました。須磨学園ならではの充実した研修旅行を存分に楽しんだ一年でした。
J2の夏、牛窓でいかだを作り、力を合わせて漕ぎました。真夏の太陽の下、汗を流しながらも、心から笑い合えた5日間。みんなで見た夕焼けの美しさは、今でも鮮明に心に焼きついています。あの瞬間は、山田先生の大好きな“エモ”でしたね。
アジア研修では、ベトナムの地で英語を駆使しながら、現地の学生と交流しました。J1の頃よりも確実に成長した自分を感じた瞬間でした。
S1の夏、高野山で仏教を学びました。何より驚いたのは、19期生として初めて体調不良者が出なかったこと。それは私たちの絆の深まりと、たくましく成長した証だったのかもしれません。学園長先生、「水を飲んで寝る」という教えは、あれから私たちの生活に根づいています。「好きなことを仕事にできたら幸せ」という考えを聞いて、to be myself,...にはそういう意味もあるんだと感動しました。ありがとうございました。
そして、記憶に新しいアメリカ研修。ニューヨークでの学校交流では、共通の趣味を通して心を通わせることができました。言葉の壁を越え、人とつながる喜びを実感しました。NASAでの見学、「夢を実現するまでは常に全力を尽くしあきらめない」という宇宙飛行士の方の話――研修のすべてが、胸が高鳴る、夢とロマンに満ちた経験でした。
こうして振り返ると、思い出が鮮やかによみがえります。毎日が挑戦であり、学びであり、かけがえのない宝物です。この場を借りて、心からの感謝を伝えたいと思います。共に励まし合い、競い合った19期生のみんな。時に厳しく、時に優しく、熱い指導をしてくださった先生方。思い悩んだ時もずっと味方でいて、私たちを支え続けてくれた家族。そして、この須磨学園というかけがえのない場所。本当に、ありがとうございました。
いよいよ高校生活が始まります。新たな出会い、新たな学び、新たな挑戦が待っています。期待に胸を膨らませながら、私たちは次のステージへと歩みを進めます。なりたい自分になるために、これからも一日一日を大切にし、家族にも、先生方にも、誇りに思ってもらえるような須磨学園生になります。そう、私たちの学年のテーマである「BE SUMAGAKUEN」を果たし続けます。また先日、山田先生が私たちに授与してくださった、「史上最も素晴らしい学年で賞」が、100年先の、創立200周年の須磨学園でも称えられるような学年になることを、19期生全員を代表して、今、ここに誓います。
2025年3月15日 卒業生代表