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2024年度 中学校卒業式 学園長 式辞

 人間として一番重要な、大人としての資格というのは何か。それは矛盾の存在を認めることだと思います。優しいことが大切であるということ、厳しいことが大切であるということ。大人であることと子どもであること、対立概念が共存して成立している、その対立概念の共存を許すような自分であるということに、毎日努力を払っているという、それが大人の条件であるかと私は思います。

 そこで、今日は諸君らに二つお願いがあります。
 一つ目です。須磨学園は今年、学校が始まって以来の最高の大学受験結果を出しました。東京大学に7人、京都大学に25人、大阪大学に41人、神戸大学に42人、もっと増えると思います。諸君らもそれを実現しようとこれから高校に入って頑張るわけですけれど、そこでお願いがあります。自分はこんな感じだったら東大だろうとか、こんな感じだったら京大だろうとか、そう思っていませんか。ワンランク上を狙ってほしいと思います。人間の未来に起こることは、その人の夢を超えることはありません。自分が思ったこと以上のことは起こらない。だから、なりたい自分になろうってみんなに言っているんです。 今ね、東大がいいな、京大がいいな、阪大がいいな、医者がいいな、何を思ってもらってもいいけれど、僕が言いたいのは、それの一つ上を目指すということをしてほしいということです。

 二つ目のお願いです。そういう必死になって勉強するということをしながらも、忘れてもらっては困ること、諦めてもらっては困ることが一つだけあります。それは友達を大切にするということです。必死にやるということと友達を大切にすること、この二つを実現して、今から三年後の高校卒業式では、自分たちは本当によく張ったなあと、自分で自分をほめるいい日になったらいいな、というふうに思いながら、原稿なしの祝辞とさせていただきます。

 諸君らの健闘を祈ります。

2025年3月15日 学園長 西 和彦